Googleの法人向けGeminiは、Google Workspaceを使う日本企業にとって身近な選択肢です。ただし2026年時点で「Gemini」は複数の製品に再編されており、まずどれを指すのかを区別する必要があります。ここでは、それぞれの性格を整理したうえで、モデル非依存のAIオーケストレーション基盤として提供される osFoundry と比較します。
dgmはosFoundryの提供元とは独立した導入支援会社です。本記事は事実関係を整理するものです。
まず「Gemini」を区別する
- Google Workspace内のGemini — Gmailやドキュメント内のアシスタント。各Workspaceプランに同梱。Geminiモデルのみ。
- Gemini Enterpriseアプリ — 社内データを横断し、エージェントを動かす企業向けハブ(旧Agentspace)。
- Agent基盤(旧Vertex AI) — 開発者向けの構築層。Model Gardenで多数のモデルを扱える(いずれもGoogleホスト)。
一覧で比較
| 項目 | osFoundry | Google Gemini(法人) |
|---|---|---|
| 利用モデル | BYOK(任意プロバイダを自分の鍵で接続) | WorkspaceはGeminiのみ/Agent基盤は多数(Googleホスト) |
| 料金体系 | 席数課金なし・利用量ベース | Workspace同梱(日本800〜2,500円/ユーザー月額)ほか |
| 提供形態 | 単体基盤 | Googleクラウド・ホスト前提 |
| データ参照 | 任意のデータ・システム | Workspace/コネクタ(Google中心の制御) |
| 自己ホスト/ローカル | 対応(BYO Cloud・端末内推論) | 非対応(Googleホスト) |
| 学習への利用 | ローカルファースト方針 | 許可なく学習に使用しない |
価格・仕様は変動します。導入前に最新の公式情報をご確認ください。
モデルの選択肢
Workspace内のGeminiが使うのはGeminiモデルだけです。開発寄りのAgent基盤ではModel Gardenを通じてClaudeやLlamaなど多数のモデルを扱えますが、いずれもGoogleがホストする管理モデルで、任意プロバイダを自分の鍵で直接呼ぶBYOKとは性格が異なります。osFoundry は中核からBYOKを前提に設計され、複数プロバイダをタスクごとに使い分けられます。
料金とデータの所在
Workspace版のGeminiは各プランに同梱され、日本ではStarter 800円/Standard 1,600円/Plus 2,500円(1ユーザー月額)といった席数ベースです。Googleは許可なく企業データを学習に使わない方針ですが、Workspaceアシスタントのデータ保存は米国/EU中心で、日本国内保存の要否は確認が必要です。osFoundry は席数課金を設けず利用量ベースで、保存リージョンの選択や端末内推論にも対応します。
拡張性とベンダー依存
Gemini EnterpriseはコネクタでSharePoint・Jira・Salesforceなどを参照できますが、ID・課金・割り当てといった制御の中心はGoogleです。osFoundry は特定クラウドに依存せず、任意のデータ・システム上でエージェントや自動化、社内アプリを動かせる設計のため、Google中心でない企業でも構成を組みやすくなります。
どちらを選ぶべきか
Google Workspaceを基盤に、日常業務でのAI補助を重視するならGeminiは自然な選択です。一方で、モデルの自由度を保ちたい、特定クラウドに依存しない構成にしたい、データの所在を自社で管理したい、という目的であれば osFoundry の方が柔軟な土台になります。
dgmはosFoundryの導入を専門とする独立した支援会社として、製品の選定から実装・定着までを支援します。