「ELYZA 比較」と検索する方の多くは、国産LLMと汎用のAI基盤を同じ土俵で比べようとしています。ですが、ELYZAとosFoundryは競合というより役割が異なります。ここでは両者の違いと、むしろ組み合わせて考える観点を整理します。
dgmはosFoundryの提供元とは独立した導入支援会社です。本記事は事実関係を整理するものです。
ELYZAとosFoundryはレイヤーが違う
ELYZAは、日本語に強いLLM(ELYZA LLM for JP、Llamaベースのファインチューン)を開発する企業で、KDDIグループに属します。モデルそのものに加え、AI実装サービスやノーコードのアプリ作成ツール(ELYZA Works)も提供しています。つまりELYZAは「モデル(と実装)」のレイヤーです。
一方 osFoundry は特定のLLMを作る会社ではなく、複数のモデルを切り替えて使える「基盤」のレイヤーです。どのモデルで動かすかを利用者が選べる設計(BYOK)になっています。
| 項目 | osFoundry | ELYZA |
|---|---|---|
| レイヤー | AI基盤(モデル非依存) | LLMプロバイダ+AI実装 |
| 自社モデル | 作らない(任意モデルを利用) | ELYZA LLM for JP(Llamaベース) |
| 料金 | 利用量ベース | 公開価格なし(個別対応) |
| 関係 | モデルを載せる土台 | 載せられるモデルの一つになり得る |
競合ではなく「組み合わせ」で考える
osFoundryはモデル非依存で、主要なクラウドモデルに加え端末内のローカルモデル実行にも対応します。そのため、日本語性能を重視する場面で国産の選択肢を基盤の上で使い分ける、という考え方が取れます。特定モデルの接続可否は提供形式(API提供か、公開ウェイトか等)によって変わるため、実際の構成は要件に応じた確認が必要です。比較の全体像は 国産LLMと海外LLMの選び方 も参考になります。
dgmの役割
「どのモデルを、どの業務に、どう組み合わせるか」を設計し、基盤として運用に乗せるところに手間がかかります。dgmはosFoundryの導入を専門とする独立した支援会社として、モデル選定の整理から実装・定着までを支援します。ELYZAのような国産LLMを選択肢に含めた検討も、その一部です。